敏感な不登校生徒の扱い

不登校とは

学校に通わなくなる不登校とはどのような定義なのでしょう。

よく定時制や通信制高校に在籍している生徒は中学校で不登校だった、という話を 聞きますが、この不登校とはどんな状態のことを言うのでしょうか。 漠然と「登校拒否をしている、しかも継続中の生徒のことじゃないの?」という のがその答えだと思われていますが、実はしっかりとした定義があります。 文部科学省によれば年間で30日以上欠席していることが不登校の条件となって おり、その理由も病欠や家庭の経済的なことが原因だと除外され、心理的な原因で 登校しない、できない生徒のみが不登校と認定されています。

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不登校になると

学校で授業を受けられないので学力がアップしません。

不登校生徒は年間に30日以上も学校を欠席するので学力の低下は避けられません。 たまに風邪をひいて数日休むだけでも授業についていけなくなる生徒もいるわけ ですし、1割以上の授業を欠席する不登校児は人並み以上の学力を身につけること は当然きびしくなるでしょう。 学校で授業に参加しない分自宅で勉強をして取り返そうとはしても、優秀な家庭教師 でも雇わなければ普通に通学している生徒に追いつくことはできません。

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不登校になる原因

生徒の一部はどうして登校しなくなるのでしょうか。

性格的なこともありますし不登校の理由とは生徒みんなが共通してはいませんが、 それでも今までの調査ではある程度絞れてきてはいます。 中学生で多い理由は学業に対してやる気がなくなる、そして成績が下降してさらに 学校へ行きたくなくなる、という悪循環による不登校が多いようです。 この頃の子供は思春期に突入しており、ちょっとしたことで心がすさんでしまったり 学校で優等生になるよりも非行少年や非行少女になりたがる生徒も多いです。

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不登校のサイン

不登校という行動をとる前には兆候もありそうです。

たまに学校を休みたがるようになって徐々にその回数が増えることもあれば、 急にパッタリと登校をしなくなることもある不登校ですが、突発的な原因でいきなり 休みだすのでなければなにかしらの兆候があるはずです。 学校が楽しくないと以前から思っていた、それでも我慢して登校していたけど とうとう限界になったので登校拒否を発動した、それがよくあるパターンかと思い ますし、この場合は学校に行くことに対して憂鬱な気分にさせられていた期間が そこそこあったでしょうから、そのサインを早期発見して家族や教師が解決する 方向で働きかければ不登校になる前に軌道修正もできるのです。

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